
冬期間では作物が育たないと思い込んでいませんか?
実際には、工夫すれば冬期間でも家庭菜園を楽しめます。
そこで、冬期間における育てる方法や野菜4選を解説します。
ぜひ、冬期間での栽培を楽しみながら育ててみましょう。
冬期間中で家庭菜園する際の注意点

冬期間で栽培する際に気をつけたいポイントを以下に示します。
- 寒さ対策
- 水やり方法
- 収穫
寒い場合の家庭菜園では、暖かい時期とは違う方法の育て方を考慮しなければなりません。
では、冬期間に野菜を育てる場合の方法を見ていきましょう。
寒さ対策

寒くなる季節では、霜や冷たい風などによって、育てた野菜を弱ってしまう傾向にあります。
そこで、防寒対策をしましょう。
防寒対策を、以下にまとめました。
- マルチする:ビニールをしいておきます
- ビニールや不織布などのトンネルで野菜を覆う。
支柱とかぶせる資材、ピンまたは洗濯ばさみなどを準備して、トンネルを作成してください。
より手軽に防寒する場合には、不織布をやる方法も有効です。
不織布なら軽く通気性も良好で、栽培も楽ちんでしょう。
水やり方法
冬期間で水やりする際には、気温の高い日中でしましょう。
気温が急激に下がる夕方以降に水やりすると冷え込んでしまい、根に支障がでる可能性があります。
特に、畑で栽培している場合は、水やりの頻度を少なめにしてください。
冬は土が乾きにくく、毎日のように水やりすると過湿になり、育たなくなります。
したがって、土が乾燥しないうちはできる限り水やりを避けましょう。
収穫する場合には

冬期間では、気温が急激に低くなる寸前に収穫してください。
特に、大根やカブなどの根菜類は、凍結や温度差によって傷が発生する可能性があります。
たとえ大きく育たなくても、寒波がきた場合には、すぐに収穫してください。
天気や気温などを毎日確認して、収穫するタイミングを逃さないようにしましょう。
食物を大きくして収穫したい場合は、トンネルやマルチングなどで防寒対策してください。
冬期間で育てる際のおすすめ家庭菜園4選

冬期間でも取得できるおすすめ野菜を以下にまとめました。
- コマツナ(小松菜)
- ホウレンソウ(ほうれん草)
- ラディッシュ
- カブ
上記は冬期間または秋の時期で種まきすれば、冬でも収穫が楽にできます。
具体的な育て方を見ていきましょう。
コマツナ(小松菜)

種まき | いつでも可能 |
収穫までの期間 | 1~2ヶ月 |
種のまき方 | すじまき(間隔は1cm目安で) |
株間 | 最終的に5cm |
収穫タイミング | 草丈20cm |
アブラナ科のコマツナは、種まきから1~2ヶ月で収穫可能です。
1年中栽培でき、種まきも容易なので初心者でも気軽に行えます。
時期をずらしながら種まきを定期的にすれば、年中新鮮なコマツナを取得可能です。
種をまく際は、以下の手順でしましょう。
- 深さ1cmほどの溝を作る
- 種1cm間隔でまく
- 土をかぶせておく
- 軽く手でおさえる
- 水をたっぷりあげる
なお、11月~2月に種まきする際は、寒さ対策のために不織布や寒冷紗をかけておくのがおすすめです。
発芽して、双葉が出てから1回目の間引きをしてください。
次に、草丈が8cm程度で2回目の間引きをしましょう。
最終的に株間が5cmになり、草丈20cm程度になったら収穫します。
草丈が30m以上になると葉がかたくなり、アクが強くなる可能性があるので、草丈が大きくなる前に収穫をしてください。
ホウレンソウ(ほうれん草)

種まき | 9月~翌年1月 |
収穫までの期間 | 約2ヵ月 |
種のまき方 | すじまき(間隔は1~2cm目安で)または点まき |
株間 | 最終的に10cm |
収穫タイミング | 草丈20cm |
ヒユ科のホウレンソウは、種まきから約2ヶ月で収穫可能です。
ホウレンソウは暑さが苦手ですので注意しましょう。
そのため、冬に収穫したい場合には9月以降に種をまくと良いでしょう。
11月以降に種をまく場合には、コマツナと同じ方法で行ってください。
不織布や寒冷紗を使用して寒さ対策すれば、甘みの強いホウレンソウが味わえるでしょう。
種をまく場合は、以下の手順でしましょう。
- 深さ1~2cmほどの溝を作る
- 種を1~2cm間隔でまく
- 土をかぶせておく
- 軽く手でおさえる
- 水をたっぷりあげる
発芽して、双葉が出てから1回目の間引きをし、本葉が3枚になった際に株間6cmで間引きをしましょう。
最終的に株間が10cmになり、草丈20cm程度になったら収穫最適な時期です。
ラディッシュ

種まき | いつでも可能 |
収穫までの期間 | 1ヵ月~1ヵ月半 |
種のまき方 | すじまき(間隔は1~2cm目安で) |
株間 | 最終的に5cm |
収穫タイミング | 直径2~3cm |
ラディッシュは別名「二十日大根」とも呼ばれているアブラナ科の野菜です。
最終的には、直径2~3cmなので、プランターでも気楽に行えます。
コマツナと同様に、時期をずらしながら種まきを繰り返し行えば、年中新鮮なラディッシュが収穫可能です。
種まきする手順は、コマツナと同じ方法です。
間引きする際には、直径が1cmになる前に行いましょう。
ラディッシュは種まきしてから約1ヵ月で収穫できます。
土から見える部分が直径2cm程度になったころが最適です。
葉の付け根を持ちながら、やさしく引き抜いてやりましょう。
カブ

種まき | 9月~11月 |
収穫までの期間 | 1ヵ月半~2ヵ月 |
種のまき方 | すじまき(間隔は1cm目安で)または点まき |
株間 | 最終的に10~30cm |
収穫タイミング | 直径5~20cm |
カブはアブラナ科で、主に小・中・大に分けられます。
大きさの分別は以下のとおりです。
- 小:直径5~8cm
- 中:直径8~10cm
- 大:直径10cm以上
冬期間で収穫をする際は、9~11月の間に種をまきます
種まきする手順は、点まきする方法でまとめました。
- マルチングする
- 1穴を15~30cm間隔で1cm穴を開ける
- 1穴に4~5粒の種をまく
- 土をかぶせる
- 軽く手でおさえる
- 水をたっぷりあげる
すじまきでする場合は、深さ1cm程の溝を作り、種の間隔を1cm程あけてまきましょう。
溝同士の間隔は、小:10~15cm、中:15~20cm、大:20~30cmがおすすめです。
間引きは、1回目は本葉が出たとき、2回目は本葉が3枚、3回目は本葉が6枚のときにすると良いでしょう。
カブは水不足になると傷がつく可能性があるので、土が乾いていたら水やりをしてください。
最終的に直径が最低でも5cmになれば、収穫時期です。
品種によって異なりますが、種まきから1ヵ月半~2ヵ月を目安にすると良いでしょう。
まとめ

以上、冬期間で家庭菜園を検討する場合の注意点やおすすめ野菜を紹介しましたが、いかがでしょうか?
寒い季節でも家庭菜園を楽しみたい場合、寒さに強い野菜を選んで寒さ対策を行ってください。
今回紹介した野菜以外にも、冬に育てやすい植物は存在します。
自分の好みや興味に合った野菜を選んで、栽培を楽しんでください。
そして、収穫に向けて植物に必要な手入れをしっかり行っていきましょう。
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